[ヨナ②] ヨナの時代について 〜地理〜
聖書の中心人物シリーズ:ヨナ篇の第二回です。
第一回の前回はヨナ書についてそのあらすじを書きました。
ヨナのストーリーはピノキオの話のモチーフとも言われています。
さて、ヨナ書をより詳しく深く理解するためにヨナの時代について、また当時の情勢について見て行きたいと思います。
地理
ニネベの町は現在でいうイラクの北部に位置するモースルという都市です。
ちなみに、このモースルという都市、最近はISISが古代アッシリア遺跡を破壊したということでニュースになりました。(http://www.cnn.co.jp/world/35061396.html)
ヨナは神様にこのニネベの町に行って、悔い改めるように伝えるように言われたのでした。
しかし、ヨナはその神様の言葉に逆らってタルシシに逃れようとします。そして、ヨッパ(現在のイスラエルの地中海に面した港町、ヤッファ)という町へ向かいます。
さて、ヨナは神様に逆らったことを悔い改めてその後ニネベに向かいます。
ちなみにヨッパからニネベまでの距離は直線距離でも900kmはあります
かなりの遠い距離を経てニネベに向かったヨナは神様の言葉を人々に伝えたのでした。
聖書って、ものすごい年月が圧縮されてるから、短くしか書かれていませんが、
1言1言吟味してみると激しいですね。