[ヨナ④]悔い改めて荒布をまとい、灰に座したニネベの町
ヨナは神様の言葉に従って、ニネベの町に行って神様の御言葉を伝えることを決心します。
そしてヨナがニネベの町で神様に悔い改めるように伝えると人々は悔い改めるようになりました。
荒布をまとい、断食をし、灰に座して悔い改めるニネベの町の人々。
この荒布をまとうことや断食をすること、灰に座すことなどは悔い改めを示す行為です。
荒布とはきめの粗い、黒ずんだ布で、通常、山羊の毛で織られた。人が死んだ時、その人の友人や家族は、深い悲しみを表すために、荒布で作った衣服を着ました。罪を犯したことを悲しむ者をまた荒布を着て。それを示しました。(http://www.bible-word.org/content/%E8%8D%92%E5%B8%83/)
灰に座すことが悔い改めと関連があるのは灰汁から石鹸を作ることができるのと関連があるのかなと個人的には考えています。悔い改めが罪を清めることと体をきれいにする石鹸と関係があると思っています。こちらについては調べていつか記事にしたいと考えています。
:22)たといソーダをもって自ら洗い、また多くの灰汁を用いても、あなたの悪の汚れは、なおわたしの前にある」と/主なる神は言われる。
ニネベの町の様々な人が悔い改めて、遂には王までもが悔い改めるようになったニネベの町。
これは奇跡とも言える出来事でした。
なぜなら…
① ニネベの町(アッシリア)にとってイスラエルの神様は異教の神であった
② アッシリアは強圧的な政治を行う国であり、イスラエルとの戦いに勝った国であった
それにも関わらず悔い改めたニネベの町の人々。
さらにはニネベの遺跡にはナビー・ユーノス、すなわち預言者ヨナという意味の王城跡がありヨナの影響力が相当のものだったことがうかがい知れます。
そして、ニネベの町の人々がみな悔い改めるのをご覧になった神様は、ニネベの町に対してくだそうとしていた災いをおやめになったのでした。
裁かれる神様と言う一面もあるが、
その前に数え切れないほど救おうとされた神様の姿を、決して忘れることはできない。