[ヨナ⑤]裁きたくない神様の心情、これと同じくこうだと万物を通して語られる神様
さて聖書の中心人物シリーズ:ヨナ篇、遂に最終回です。
ヨナによって悔い改めたニネベの町。神様はそれをご覧になってニネベの町を裁くことをおやめになりました。
しかし、ヨナには神様がどうしてそのようになさったのか分かりませんでした。
そして、事の始終を確かめようと町の東で町を見守るようにしました。
トウゴマの神の恵み
ニネベの町は半乾燥気候で季節によってはとても暑い地域で最高気温は50度近くまで上昇します。
そのような状況において神様はヨナにトウゴマによって日陰を与えてくださいます。
(トウゴマについてはこちら⇢[聖書の動植物①]トウゴマ)
ヨナはこのトウゴマをとても喜びます。
枯れたトウゴマと怒るヨナ
しかし、トウゴマは虫にかまれて枯れてしまいます。
このためにヨナは激しく怒ります。
そのヨナにむかって神様はおっしゃいました。「とうごまのためにあなたの怒るのはよくない」と。
神様はヨナに語ります。
『あなたは労せず、育てず、一夜に生じて、一夜に滅びたこのとるに足りないとうごまをさえ惜しみ、とうごまが枯れたら、むしろあなたが死ぬほうがましだと言ったのか。ましてやこの大きな町、ニネベには12万あまりの人々が暮らしており、家畜も多いのに、私エホバがどうして惜しまないだろうか。それなのにあなたは、彼らが必ず滅ぼされることを見ようとするのか。彼らがみな滅ぼされて死んだら、私がどれほど胸を痛めるだろうか。許して生かすべきではないか。あなたが悔い改めなさいと叫び伝えたから、彼らがあなたの叫ぶ言葉を聞いて皆悔い改めた。だから滅ぼさない。ヨナ。分かるか。』
ヨナ書にはその後のことは書かれていません。
しかし、神様の言葉を聞いたヨナは神様の愛の心、裁きたくない心情を感じたに違いないでしょう。
エゼキエル書には人類を愛し、裁きたくない神様の心情が書かれています。
:11)あなたは彼らに言え、主なる神は言われる、わたしは生きている。わたしは悪人の死を喜ばない。むしろ悪人が、その道を離れて生きるのを喜ぶ。あなたがたは心を翻せ、心を翻してその悪しき道を離れよ。イスラエルの家よ、あなたはどうして死んでよかろうか。
神様に逆らい、背を向けたヨナ。
神様を信じず、罪を犯したニネベの町の人々。
神様の心情が分からず誤解したヨナ。
私たちがどれだけ過ちを犯したとしても、どれだけ罪を犯したとしても、どれだけ道をはずれたとしても、裁くのではなく愛で忍耐して、私たちが悔い改めて神様の前に進み出ることを待っていてくださっている愛の神様。
ヨナ書からはそんな神様の愛が伝わってきます。
アーメン!です。
本当に神様は私達が何度も罪を犯してもそれでも見捨てずに救おうとしてくださってるんですよね。
それなのに、私は他の人の小さい罪を許せずにいることがあります。神様が私の罪を赦してくださったように私も罪を許さないといけないと改めて悟ることができました。
「ヨナ書」もう一度読んでみます。
神様の愛、あまりにも深く大きすぎて気付けずにいました。
神様の心情をもっとわかって差し上げたいです☆
すべての方を真実に愛してくださり、待っていてくださる神様の大きな愛のように、私も他人を悪人であっても愛することができるように、変わりたいです。
以前、千葉にいたものです。
今朝、久しぶりに祈りました。
そしてこのサイトを見ました。
私は摂理を離れていた間、神様が作った植物であるトウゴマ由来のセバシン酸という化学品の営業を担当していました。知ってか知らずか、一緒に仕事をしている人が「トウゴマは神様が作った奇跡の植物」とよく話をしていました。(化学構造上も、とても特徴的な構造を持っています。)
諸事情あって最近3週間入院し、久しぶりの初出勤の日に、以前千葉で一緒だったP人と再会しました。
そして、今朝久しぶりに祈り、このサイトにたどり着きました。
私たちがどれだけ過ちを犯したとしても、どれだけ罪を犯したとしても、どれだけ道をはずれたとしても、裁くのではなく愛で忍耐して、私たちが悔い改めて神様の前に進み出ることを待っていてくださっている愛の神様。
切に感じました。
人間はあまりにも無知です。
erinさん
コメント気づかず、すみませんでした。お身体はその後いかがでしょうか?最近は更新できておらず申し訳ない気持ちでいっぱいですが、細々とやってますのでまた遊びに来てください(´∀`=)
お返事ありがとうございます。
まだ治療中ではありますが、少しずつ快方に向かっています。
今回、病気を通してたくさんの神様の働きを感じました。
親もなんか導かれている感じがすると言っていました。
お忙しい毎日かと思いますが、ichiroさん、皆様もお体にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。
それは良かったです╰(*´︶`*)╯
神様の導きがあることをお祈りします(*´ω`*)
「しかし、ヨナには神様がどうしてそのようになさったのか分かりませんでした。」
う~ん、違うんだなぁ。
ヨナは、「わたしには、こうなることが分かっていました。あなたは、恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみに富み、災いをくだそうとしても思い直される方です。」と言っている。
ヨナは、分からなかったのではなく、神さまの思い直しが、「大いに不満であり」、「怒った」。
ルカ11章29節~32節と対応しています
◆選民思想の否定
◆神の可変性の神学
❖今の時代の者たち=よこしま
「よこしま」な今の時代の者を
改心して神にかえった「ニネベの人々」が
罪に定めるのです
そのことによってヨナにまさるものが
あるといいます
ヨナ<ニネベの人々(正しい大きさ)
になるわけですよ
ヨナは最終的に神に嫌われています(「死ぬほうがマシ」とか発言)
しかし
ニネベの人々は「イイエ・スキリスト」によって
最終的に神に好かれていると宣言されたのです