映画「Son of God(サン・オブ・ゴッド)」とピエタ像
聖書の話〜キリスト教福音宣教会〜へお越しいただき、ありがとうございます。
映画「Son of God(サン・オブ・ゴッド)」を観てきました。
公式HPはこちら。
YouTubeの予告映像はこちら。
ヨハネによる福音書を基にしてヨハネが語り手となってストーリーが進んでいく本作。
キリストの誕生から十字架の死、そして復活と昇天までを聖書に忠実に映像化した作品ということで私も期待して観に行ってきました。
映画の詳細な内容は聖書の内容なのでネタバレということもありませんが、ぜひ劇場やDVDなどで直接ご覧になっていただければと思います。
私自身は映画を見ながら涙を流さずにはいられませんでした。
キリストの犠牲を私たちは決して忘れてはならないと感じます。
さて、映画の中で十字架につけられた後のキリストを降ろしてイエスの母であるマリアが抱き抱えるというシーンがあります。
このシーンの構図はまさにピエタ像の構図そのままでした。
ピエタとはイタリア語で哀しみ・慈悲という意味であり、聖母子像のうちで、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリアの彫刻のことを指します。
多くの芸術家がピエタを制作していますが、
一番有名なのはミケランジェロのピエタでしょう。
ミケランジェロはその生涯のうちで合計4体のピエタを制作していますが、完成したのはバチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂にあるピエタだけです。ダビデ像と並んでこのピエタはミケランジェロの最高傑作とされています。
またこのピエタはミケランジェロが唯一署名を入れた作品としても有名です。
私も学生時代、大学院の1年生の時にヨーロッパ旅行をした時に実際にこのピエタを観てきました。
無実の罪で殺され、無残にも亡くなった我が子を抱く母マリアの哀しみが伝わってくる作品でした。
映画「Son of God」ではこのピエタを映像で再現していました。
聖書の映画を見るときにこのような時代背景や芸術文化について知っているとより味わい深いものになると感じます。
このブログでは聖書やキリスト教に関する様々な話を綴っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
映画「Son of God」、とても良かったのでみなさんも一度ご覧になってみてください。
この映画、恥ずかしながら知りませんでした…。
ピエタに注目しつつ、ぜひ見たいです!